こんにちは!
ママコメディカル起業サポートの
徳嶋美希です。
「産前産後リハビリの立ち上げについて詳しく聞きたい!」
とリクエストをいただいたので、
今日はこちらのテーマで
お話しさせていただきますね♡
2箇所で産前産後リハビリを立ち上げ
私はこれまで、
東京と神戸の整形外科クリニックで
産前産後リハビリの立ち上げを
行ってきました。
2箇所目の神戸では
東京のクリニックでの経験があるので
スムーズに立ち上げができたのですが
1箇所目の東京のクリニックでは
院長にお話しした段階で
「産前産後リハビリ??」
「骨盤矯正とは違うよね?」
というところからスタートしたので…
どちらのストーリーもぜひ参考に
してただけると嬉しいです☺︎
1回目の立ち上げ @東京
産前産後リハビリの勉強を始めたのは
新卒で就職した都内の総合病院でした。
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1014_Original.jpg)
この頃は、まだウィメンズヘルスが
多く認知される前だったので、
数の少なかったセミナーで学んだり
「学ぶ機会」として
産後ママの運動指導インストラクター
資格をとりに行ったりしていましたが
臨床で産前産後の方を見ることは
ありませんでした。
結婚を機に、総合病院を退職したので
「臨床をがっつり学ぶのは今だ!!」
と、都内の整形外科クリニックに
就職します。
これまで総合病院で
脳血管疾患〜廃用、癌の方まで
幅広くリハビリを経験してきましたが
運動器の方はなぜか担当する機会が
ほとんどなく・・・
それもクリニックって
保存療法が主体じゃないですか。
ウィメンズヘルス云々の前に、
いち理学療法士としてクリニックに
きちんと還元できるまで
普通に臨床を頑張らないと!!!
というのが私の中でとっても大きくて
休み時間もほとんど勉強。
休みの日は勉強会。
と、理学療法士あるあるの日々を
過ごしていました。笑
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4703-1170x720.jpg)
就職して1年経った頃。
院長のいる飲み会で、
「産前産後のリハビリをしたい」
と初めてお話ししました。
院長とは結構飲みに行く機会も
ありましたが、その話をするのは
初めてで緊張したのを覚えています。
その場のノリで
「いいよー!」となりましたが
そこから更に話を詰めないと!!と
思い、パワポで資料を作成して
翌日のお昼休みに
院長に突撃してプレゼンしました。笑
もう今は手元にパワポは
残ってないんですが、
- ママ向けの運動指導資格を保有
- どのような疾患に対応できるか
- 診療報酬の話
などを書いたような覚えがあります。
このとき言われた言葉で
いまも忘れられないのが、
「骨盤矯正とどう違うの?」
という言葉。
今ならスラスラと言えますが
当時はまだ自分の中で言語化
できていなかったんでしょうね。
「違います!骨盤だけじゃなくて
全身を見ます!」
くらいにしか言えなくて。
それでもOKをもらったので
こうやって産前産後リハビリが
スタートしました。
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/05/note2-6.jpg)
この時は、
産前産後リハビリを始めるにあたって
特別なにか準備したりはせずに
「とにかく結果出して認めてもらう」
「そこから広げていく!」
そう思ってました。笑
地域柄、子育て世代が多く
産前産後関係なく
ママパパ世代や子どもたちの
リハビリも行っていたので
ホームページに記載したり
院内ポスターに掲示しなくても
口コミで痛みを抱える
産後のママがきてくれてました。
そこから1年半ほどして
自分の妊娠&引っ越しで退職。
先ほどの写真を見ていただくと
わかるように、リハスタッフは
男性ばかりで…
私の退職とともに
クリニックの産前産後リハビリも
終了したと思われます。
2回目の立ち上げ @神戸
東京のクリニックを退職後、
地元神戸へ引っ越し、出産。
そのタイミングでSNSを始めます。
この頃は
「SNSで多くの方に妊娠出産の
身体の変化と正しいケアの方法を
伝えていきたい!」
という熱い想いだけで
SNSを運用していましたが、
結果として
神戸のクリニックへの就職&
立ち上げで大きな味方になってくれます。
というのも、
クリニックの採用面接時に
「YouTubeやってますよね?」
「ホームページ拝見しましたよ!」
「素敵な御活動ですね」
「ぜひ一緒にママのリハビリ
カタチにしていきましょう!」
と、採用&産前産後リハビリの
立ち上げが決定したんです!
事前に送付した履歴書には、
- 過去にクリニックで
産後リハビリを経験していたこと - 貴院でもやっていきたいことを記載していましたが…
SNSが自分の代わりに
想いやできることを説明して
くれるんだと痛感しました。
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1079.jpg)
このクリニックでは
オープニングイベントの際に
ママのリハビリについての
チラシを配布させていただき
(パワポで作りました)
そのチラシを
近隣の小児科に置かせていただいたり
院内に掲示したり。
コロナ禍で叶いませんでしたが
近隣の産婦人科やクリニックのお昼休みに
ママの体操教室的なのをやっていこう!
ということになっていました。
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/05/note2-8.jpg)
こちらのクリニックでは
ホームページに自己紹介や私のサイトの
リンクを載せてくださっていたので
そこから産前産後リハビリをしている
ことを知って来てくださったり、
私のSNSから、など…
口コミだけでなく
いろんな方法で知り、
クリニックに来ていただきました。
こちらのクリニックは
私の後も引き続き産前産後リハビリを
してくださる方が…✦ฺ
そしてわたしもアドバイザー的な
立場で関わらせていただきます♡
(本当に本当に大感謝です)
必要なこと
まず絶対に一番大事なのは
院長にご理解いただくこと。
これができないと
理学療法士として産前産後リハビリを
立ち上げていくことはできません。
このときに、
ウィメンズヘルスに特化して
学んでいることをきちんと
ご説明する必要があります。
療法士内では、
ウィメンズヘルス領域のリハビリが
あることは多く認識されていますが
お医者様の中ではまだニッチ。
「理学療法士が…産前産後??」
「いったい何ができるんだ?」
と思われる方もいらっしゃいます。
具体的な疾患や介入方法を
お伝えするといいと思います。
(資料や本をお見せしながらでも
いいかもしれません♡)
![](https://www.mamareha.com/wp-content/uploads/2023/05/note2-9.jpg)
クリニックには
腰痛や腱鞘炎などのママが
来院されているので
そういったママに
まずは診療報酬外で抱っこの方法や
日常生活のアドバイス的なところから
介入されてもいいのではないかと思います。
わたしも、
腱鞘炎の方は『安静』が第一選択ですので
施術ではなく
抱っこ方法などのADL面のアドバイスで
介入することが多かったです。
クリニックは個人経営の場合が多いので
「産前産後に特化した
リハビリが受けられる」
って、
経営面から見ても良いと捉えて
くださる先生も多いかもしれません。
ここはしっかり院長と相談しながら
もしSNSなどで発信していい
ということであれば
どんどんSNSを使っていくべきです✦ฺ
「痛みを確実に取る!」
「100%治す」
とか使えない文言があるので
医療広告ガイドラインを読むなど
注意が必要ですよ♡
1人でも多くのママが
痛みを我慢せずに
相談できる先が増えますように。
ここまでお読みいただき
ありがとうございました♡ʾʾ
リクエストなどあれば
いつでもLINEからどうぞ✦ฺ